調査日:2023年4月11日
福山城公園は福山市中心部、JR福山駅のすぐ北側にあります。
駅のホームから福山城の天守が見えるので、印象に残っているかもしれませんね。
福山城公園は福山城天守だけでなく、かつて福山城の本丸と二之丸だった一帯を公園として整備されたものです。
福山城公園の敷地は広く、天守や櫓などの城に関連する史跡のほかにも、美術館や博物館などの文化施設やテニスコート、神社といったさまざまな施設があります。
そのため、福山城公園周辺は「文化ゾーン」とも呼ばれているのです。
また2022年(令和4年)には福山城の築城400年を記念し、福山城天守が大幅なリニューアルを実施しました。
そんな福山城公園にあるコインロッカーの情報を紹介します。
福山城公園のコインロッカーは3か所
福山城公園の敷地内にはさまざまな施設がありますが、コインロッカーが設置されているのは、以下の3施設です。
- 福山城博物館(福山城天守)・福山城天守広場(本丸)
- 広島県立博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアム
- ふくやま美術館・ふくやま書道美術館
ひとつずつ見ていきましょう。
福山城博物館(福山城天守)・福山城天守広場(本丸)

「福山城博物館」は、福山城天守のことです。
福山城天守がある本丸の大部分は、天守前広場として整備されています。
福山城公園は太平洋戦争の空襲により、天守をはじめとした建造物の多くが焼失しました。

その後、1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリート製で再建され、内部は歴史博物館になったのです。
2022年(令和4年)には福山城の築城400年を記念して、大幅なリニューアル「令和の大普請」を実施。
それまで福山城天守の外観は、焼失前の外観とは異なるものでした。
令和の大普請により、焼失前とほぼ同じ外観に改められたのです。

また内部の福山城博物館も、より楽しめるようにリニューアルされました。
そんな福山城公園(福山城天守)には、コインロッカーが設置されています。
設置されているのは、天守の向かって右側にある小さな建物。

手前にトイレ、事務所・入城券売場と並んでいます。

コインロッカーがあるのは、トイレと事務所・入城券売場のあいだの壁際です。
そのため福山城博物館に入城しない場合でも、利用できます。

福山城博物館のコインロッカーの種類と料金、個数は以下のとおり。
- 中 100円:4個
- 大 100円:6個
料金はいずれも100円ですが、使用後に返却されます。
事実上無料で使用できるので、助かりますね。
なお支払方法は現金のみ(100円硬貨のみ)で、両替機は設置されていません。
入城券は券売機で販売されているので、福山城博物館を利用する場合で100円硬貨がない場合は、先に券売機で入城券を購入してお釣りをもらうのがおすすめです。
広島県立歴史博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアム

広島県立博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアムは、福山城公園の敷地の南西部にあります。
福山市を流れる芦田川の中洲で発見された、中世に繁栄したが洪水で消滅したといわれる町「草戸千軒」の遺跡に関する展示を中心にした歴史博物館です。
草戸千軒ミュージアムにも、コインロッカーが設置されています。

入口をくぐると左手に受付がありますが、それとは逆の方向、入口から見て右側の方向へ進んでいってください。
すると進行方向右手に、売店があります。

売店の斜め反対側、二階へ上がる階段の下側のスペースがコインロッカーの設置場所です。

広島県立博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアムのコインロッカーの種類と料金、個数は以下のとおり。
- 小 100円:40個
- 中 100円:8個
- 大 100円:6個
料金はいずれも100円ですが、使用後に返却されます。
うれしいことに、利用料が実質無料です。
なお支払方法は現金のみ(100円硬貨のみ)で、両替機は設置されていません。
100円硬貨が手元になくて草戸千軒ミュージアムを見学する場合は、先に受付で入館料を支払い、お釣りをもらいましょう。
ふくやま美術館・ふくやま書道美術館

「ふくやま美術館」「ふくやま書道美術館」は、福山城公園の敷地の西部、広島県立歴史博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアムの北側にあります。
1階がふくやま美術館、2階がふくやま書道美術館です。
1階のふくやま美術館に、コインロッカーが設置されています。
入口をくぐったら、すぐ左に進んでください。

左に曲がって進行方向左側に、コインロッカーの設置スペースがあります。

ふくやま美術館のコインロッカーの種類と料金、個数は以下のとおり。
- 小 100円:10個
- 中 100円:24個
料金の100円は、使用後に返却されます。
事実上無料なのがうれしいですね。
支払方法は現金のみ(100円硬貨のみ)。
両替機は設置されていません。
100円硬貨が手元になくてふくやま美術館・ふくやま書道美術館を見学する場合は、先に受付で入館料を支払い、お釣りをもらいましょう。
福山城公園のコインロッカーを使うときの注意点

福山城公園のコインロッカーを使うときに、注意することをまとめました。
福山城博物館(福山城天守)・福山城天守広場(本丸)
福山城博物館(福山城天守)のコインロッカーは外側に設置されているので、福山城博物館が閉館しても利用できます。
しかし、福山城博物館のある天守前広場の利用時間は6時〜22時です。
それ以外の時間は閉門しているので、コインロッカーの荷物の出し入れはできませんので注意してください。
また福山城博物館は月曜日が閉館(祝日の場合は開館し、翌平日に閉館)ですが、閉館日も天守前広場は通常どおり入れますので、コインロッカーの使用は可能です。
広島県立博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアム
広島県立博物館 ふくやま草戸千軒ミュージアムのコインロッカーが使用できるのは、当日限りです。
草戸千軒ミュージアムの開館時間内に、荷物の出し入れをしてください。
草戸千軒ミュージアムが開館しているのは、9時〜17時(入館受付は16時30分まで)です。
月曜日は休館ですが、祝日の場合は開館し、翌平日が閉館。
臨時休館の場合もあります。
なお閉館後もコインロッカー内に荷物があった場合、事務室で保管されます。
1か月以上連絡がない場合は、福山東警察署に届けられますので注意してください。
ふくやま美術館・ふくやま書道美術館
ふくやま美術館のコインロッカーは、当日限りしか利用できません。
そのため、ふくやま美術館が開館しているあいだに荷物を出し入れしてください。
ふくやま美術館が開いているのは、9時30分〜17時まで。
休館日は月曜日で、祝日の場合は開館して翌平日に休館します。
JR福山駅のコインロッカーの利用もおすすめ
福山城公園のすぐ南に隣接して、JR福山駅があります。
そのため、福山駅のコインロッカーを利用するのもおすすめ。
なかでも福山城公園からは、北口の駅舎外側にあるコインロッカーが利用しやすいです。

ちなみに福山駅があるのは、かつて福山城の二之丸と三之丸のあいだにあった内堀の跡地。
なので、実は福山駅は福山城の一部になるのです。

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